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幹線再構築の課題|事業の概要|幹線の老朽化対策・水質改善を目的とした千代田区飯田橋~港区港南区間の幹線整備事業「千代田幹線整備事業」

千代田幹線整備事業の現状・課題幹線再構築の課題

REPORT

幹線再構築の課題
~4つのポイント~

Point1大深度施工 ~東京の地下は地下鉄やライフラインが大混雑~

千代田幹線工事のシールドマシンが掘進(通過)する区間には、鉄道トンネル等の多数の地下埋設物が埋められており、幹線と最も近接する箇所は約3mしか離れておりません。
これらの埋設物を避けて整備するため、大深度(地下約59m~64m)での施工が必要になります。

▼ いろいろな地下構造物と比較(地表からの深さ)

大深度施工

Point2大口径断面

6本の幹線から下水を取込むため、大口径断面(外径5.5m)が必要になります。
シールドトンネルは、都営地下鉄大江戸線と同程度の大口径断面となります。

▼ 断面径を比較

大口径断面

Point3日本の下水道シールド工事で最長の下水道管が生まれる

日本最大級の下水道管が生まれる

6本の幹線から下水を取込み、芝浦水再生センターに流下させます。流域面積が広いため、全長約8.7kmの長大な下水道幹線を整備する必要があります。

※1 発進から到達まで同一のシールドマシンで掘削する下水道工事
※2 「東京外かく環状道路本線トンネル(南行)東名北工事」が約9.2kmで国内最長

参考:シールド工法技術協会の施工実績データ(H6~H26年度実績)をもとに作成

Point4密集市街地での施工

日本最大級の下水道管が生まれる

シールド工法では、シールドマシンを発進させる立坑と到達させる立坑が必要になります。
また、それぞれの立坑設置箇所には、掘削した土砂を処理する施設や建設資材をストックするスペースが必要になります。しかし、密集市街地では十分な広さを持つ場所の確保が非常に困難な状況にあります。

▼ 狭い作業基地で施工する工夫!

鉄道との敷地境界際まで作業ヤードを拡げ、高さ20m、3階建て構造の作業基地にすることで、シールド工法に必要な資機材を収める計画です。

幹線再構築の課題

幹線再構築の課題

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