施工ステップ
千代田幹線をシールドマシンで築造し、出来上がるまでの施工ステップを簡単にご紹介いたします。
STEP01
発進立坑築造
- 飯田橋三丁目(千代田区用地)に立坑を造ります。(平成29年7月設置)
- 立坑施工時には、騒音対策のため、防音壁を設置します。
トンネルを掘るシールド機を発進させるたて穴(発進立坑)を、ニューマチックケーソン工法で築造しました。最終的に、発進立坑の中につくる大きな人孔(マンホール)には、合流式下水道の改善を目的として整備する外濠流域貯留管も接続します。
STEP02
シールドマシン組立・設置
- 立坑にシールドマシンを設置します。
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発進立坑築造後、シールド機を発進立坑の中に組立・設置します。
シールド機は総重量が約300tあるので、分割してクレーンで投入し、立坑の下部で組み立てます。
STEP03
防音ハウス組立
- トンネル施工前には、騒音対策のため防音ハウスを組み立てます。
シールドマシンを発進立坑内に組立・設置後、地上にシールドマシンの設備を設置するとともに、施工時の騒音・振動対策として防音ハウスを組み立てます。防音ハウスは高さ約21m、狭い工事用地を有効に使用するため3階建てとなっています。
STEP04
シールド掘進
- シールドマシンで掘進し、トンネルを築造します。
発進立坑と地上にシールド掘進設備と防音ハウスの設備設置が完了した後、シールドマシンが発進立坑から発進します。地上より深さ約60mの地下で地盤を掘削しながら進んでいきます。掘削した部分にはセグメントにジャッキで力をかけてシールドマシンは前に進みます。
★このステップを繰り返して、トンネルを築造します。
STEP05
到達立坑築造
- トンネルの最終地点である到達立坑を築造します。
シールドを掘り進める間に、トンネルの最終地点となる到達立坑を築造します。
STEP06
到達立坑へ到達
- トンネルが、芝浦水再生センターまでつながります。
芝浦水再生センターに築造された到達立坑までシールド機で掘り進め、最終的にはトンネルが芝浦水再生センターまでつながります。
到達したシールド機は、到達側から解体・引き上げて完成です。