2018.10.17
シールドマシン、組立完了!
シールドマシン投入完了直後
シールドマシンの組み立てが、千代田区飯田橋の発進立坑下で完了しました。
今回は組み立て作業を定点撮影動画でご紹介します。
千代田幹線工事のシールドマシンは、大阪の工場で制作され(5.69m×10.4m、総重量322t)、一度に運べる大きさに分解して東京にやってきました。
カッターヘッド・カッターモーター
シールドマシンはカッターヘッド(シールドマシン前面の青色部分・面板)が回転することで土砂を削ります。
カッターヘッドの裏側には10個のカッターモーター(電動で回転するモーター)が付いており、カッターモーターが回転することで小さな歯車から大きな歯車へ力を伝達させ、大きなカッターヘッドが回転し、土砂を掘削します。
カッタービット
常時使用
先行して溝を掘る | 外周ビット | (刃先の出/200mm) |
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掘削及び土砂取込を行う | スクレーパツース | (刃先の出/70mm) |
外周スクレーパツース | (刃先の出/70mm) | |
センター部の芯抜きをする | センタービット | (刃先の出/400mm) |
工事前半で使用
先行して溝を掘る | 先行ビット(長) | (刃先の出/200mm) |
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NOMST掘削を行う | NOMSTビット | (刃先の出/220mm) |
NOMSTとは・・・カッターで直接切削可能な立坑壁。
NOMSTビット・・・NOMSTを切削する専用ビット。
工事中盤で使用
先行して溝を掘る | 先行ビット(中) | (刃先の出/150mm) |
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工事後半で使用
先行して溝を掘る | 先行ビット(短) | (刃先の出/100mm) |
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エレクター
シールド機の後方には、セグメント(トンネルを構成する鉄筋コンクリート製ブロック)を組み立てるエレクターがあります。
エレクターでセグメントを”掴み”、所定の位置まで”回転”し、”押しあて”ます。
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▼掴む
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▼回転する
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▼押しあてる