2019.03.29
初期掘進レポート(その①)
▼ 発進立坑断面
今回は、立坑内に組み立てた仮セグメントを撤去できるまでの初期掘進について報告します。
初期掘進とは?
シールドマシンはジャッキの力でセグメントを推して前進しますが、セグメントと地山との摩擦力がジャッキの力を上回るまで、立坑内に組み立てた仮セグメントを押して前進します。仮セグメントを撤去するためには、21m以上の長さを掘進する必要があり、その掘進期間を初期掘進(その①)と呼びます。
また、シールドマシンは制御盤等の機械類を載せた後続台車を牽引しながら前進します。
本工事では15台(125m)もの後続台車を牽引しますが、発進直後はこれらの後続台車は地上や立坑下に配置して掘進します。
後続台車がトンネル内に搬入できるようになるまでの掘進期間を「初期掘進(その②)」と呼びます。
シールドマシンの旅立ち
鋼製セグメント(仮セグメント・本セグメント)の組立
トンネルの内側
シールドマシンで掘ったトンネルを内部から紹介します。
セグメントは鋼製で、1ピース毎に吊下ろします。
発進直後に急カーブ(カーブ半径50m)に差し掛かるため、少しずつ、少しずつ、慎重に掘り進んでいきます。